原点から考える

昨日は美学校でのTVOD講義でした。さすがにイベントがある日はブログ更新ができなかった。例外ということでご容赦頂けますと幸いです。

 

『スペクテイター』特集「土のがっこう」を読む。小泉英政(小泉循環農場)さんのインタビューが良かった。1965年からの新東京国際空港(成田空港)建設反対運動をきっかけに、いまも三里塚で農場を営んでいる。強制代執行というのは生活を奪うもの、というのがいままでの自分の認識だったが、同時に「土」も奪われる。舗装されてしまう。

「土」というのは極めて普遍的なテーマだといえるが、普遍的な設定から辿っていくことで歴史の違った側面を見せることもできるんだな、と気付かされた。「原点が存在する」(谷川雁)という言葉も思い出す。